歯のはなし 2009月8月号
<自然からの贈り物(歯科助手パート2)>


最近、やっと夏らしい気温になってきました。暑さに負けてついつい窓を開けると、蝿などの羽虫が入ってくることが多々あります。もうそんな時期になったかと季節を感じさせる存在ですが、先生のお孫さん達にとっては天敵の襲来のようで、蝿一匹でも『キャーッ!』と悲鳴を上げて、見ているこちらがびっくりするほどに逃げまわります。その際には周りにも被害が出るので心配も倍増です。

最近は子どもだけではなく、そのお母さんやお父さんも虫を嫌っている方が多いようです。虫や自然も減っていることもあって、そんなに毛嫌いしなくてもいいのではないかと考えてしまいます。確かに蝿や蚊は病原菌を媒介するでしょう。しかし、トンボや蝉なんかは季節を感じさせてくれます。短歌や俳句などではそれらを詠んだ句が数多く存在します。

現代の子ども達は昔に比べるまでもなく、自然に触れ合う機会を格段に失っているようで、とても残念に思います。私の時はすぐそばに自然が寄り添っていましたが、最近では望んでも自然があまりにも遠い存在になってしまいました。確かに自然や昆虫などに手を触れるのはあまり気持ちのいいものじゃないかもしれませんが、昆虫採集や自然の中で泥だらけになる楽しさを通して、命の尊さ、昆虫の役目や重要性などに触れて見なければわからないことがたくさんあると思います。

全ての子ども達にこうなって欲しいとは言いません。けれども、大自然の中で自由に遊べるのも子どもの頃だけだと思いますし、子どもたちの特権だと考えると、とても尊いものだと思うのです。子どもの時だからこそ“出来ること、したいこと”を多く経験することによって、高い創造性を発揮する人になるのだと飛躍的に考えてしまいます。


高橋記。