歯のはなし 2009月6月号
<歯の検診結果からわかる注意点>

学校歯科医においての口腔内検査は調査年度によって変わってきます。健全歯はう蝕や歯科的処置のない歯のことで、今も変わっていません。未処置歯は乳歯,永久歯で細かく分けるとC1,C2,C3,C4の4つに分類して記入しました。この検査は先の鋭い深針の先端で歯の表面から圧入して検査します。

この4つを厳密にすると、C1はエナメル質。C2は象牙質。C3は神経(歯髄)の近く間まで侵食されている。C4はう蝕の進行が著しく、切り株のように残根状態になり、抜歯を要する根とされています。

昔は歯鏡(ミラー)と深針を使用し、軽い圧で歯の溝や底、壁などを探知して、もしひっかかったりすると未処置のう蝕とされていました。

しかし、現在の検診では先の鋭いもので傷をつけると、う蝕が悪化しやすくなるため、先が丸くなったものを使用しているので、傷をつける可能性が低くなりました。健康診断の結果に基づいて、CO(要観察歯),GO(歯周疾患要観察者)と検査することになってます。

子供さんが学校より健康診断の結果のお知らせを持参された時には、結果を正確に把握して、かかりつけの歯科医院で“歯垢染め出し法”“ブラッシングの方法”“フッ素塗布”などを行われることを強くオススメします。

特に6〜15歳の頃は乳歯と永久歯の混合歯列時期となっているので、レントゲン検査も重要と思われます。

また、年齢に関わらず食べ物や飲み物を摂ることでお口の中を酸性にしないよう、歯磨きなどの口腔清掃が必要になります。本来水素イオン濃度(PH)は7が中性ですが、特にコーラなどの酸性炭酸飲料水はPHを酸性に傾ける効果があります。そのようなものをダラダラと常にとり続けた状態でいると、臨界PHの 5.5以下になり、エナメル質が脱灰され、軟らかくなってしまいう蝕に繋がります。更にう蝕だけにとどまらず、摂取する回数が多いと歯がしみ出し、知覚過敏の原因の1つにもなります。そのため、飲んだ後は必ず歯磨き・うがいなどをして口腔内を清潔にしましょう。

是非、予防意識を常に持って、日々を過ごしていただきたいです。