歯のはなし 2008月11月号
<患者さんの気持ちになって!>

私は先月健康診断を受診し、その診断結果が届きました。10年程前にも日帰り人間ドッグ。その時の診断結果は血圧,尿検査,血液などは正常と診察されホッとしました。ところが、心臓の心電図では陰性T波異常で前側壁心筋虚血の疑いがあると診断され、注意が必要と言われてしまいました……が特に問題もなかったため何年間も放置してしまっていました。

あれからもう約10年。今年も健康診断を受診し、その時のデータ結果も一緒に持参し、より精密に比較検討していただいたところ…またしても、前側壁心筋虚血の疑いが見られました。あるドクターにこの件を話したところ、早速2007年度全国医療機関の心臓外科手術の実績数の多い病院のリストを持ってきていただきました。私もそのリストの中から一病院を選び、嫌だ嫌だとは思いつつもカテーテルを入れる覚悟を決めていましたが、その前に念には念をで、馴染みのかかりつけの内科の先生に再度心電図,エコー,血圧などを詳しく診察していただきましたところそのドクターいわく、「心筋が少し肥厚していますねぇ。けれど、正常に近い状態です。タバコも喫煙していないみたいですのでOKですね。ですが、コーヒーはあまり飲まないで下さい。薬の処方もいりませんね。ただ遺伝的な要因があるだけで大丈夫ですよ。安心してください!」と太鼓判を押していただきました。その後の病院からの帰り道は行く前とちがって、まるで嘘みたいに身も心も軽やかになり、ついつい鼻歌混じりにスキップでも踏んで帰りたくなるほどでした。

ああ、当医院に受診される患者さんも私と同じ気持ちで歯科を受診しているに違いない!…と、今回の経験でしみじみと実感しました。これを機会に今までより更に患者さんの身近にたった診療を志すとともに、今後はより一層の口腔内の状況及び診察内容の説明の実行と治療が完了した患者さんには「プラーク(細菌のかたまり)が歯周病を進行させるため、その予防の"プラークコントロール"に気をつければ大丈夫だよ。」と自信を持って言ってあげたい気持ちです。