歯のはなし 2008月9月号
<顎関節(パート1)>       

顎関節の構造は下顎骨の下顎頭(関節頭)と側顎骨の下顎窩(関節窩)の間の関節です。その間(関節腔)の間の関節です。その間(関節胞)に繊維性組成の関節円板がクッションの役目をして自由に移動できます。まわりはうすい関節包と靭帯が両者を結合しています。

 左右の人差し指を両耳の穴に入れてそのままの状態で口を開けたり閉じたり前後運動と色々と左右などに動かしてみてください。

 その指に何か硬いものが触れるでしょう。

 動いているのが下顎骨で、動いていない上の方が側頭骨なのです。また、耳の上の側頭部(耳の上)に両手をあてて口の開閉をすると、こめかみのところの筋肉が動きます。これが側頭筋で下顎骨を挙上する筋でもあります。

顎関節は粘膜で覆われていますが、口を過度にあくびなどで開けると下顎頭が側頭骨の関節結節を越えて、前方へ更に滑走して前方脱臼といって口を閉じることが出来ず開いたままの状態になります。この場合、片側性のこともありますし、両方共に顎関節が脱臼したりしますので気をつけて欲しいものです。顎は1個の下顎骨によって連結され、一体となって動く唯一の両側性関節であるということです。

痛みや顎関節の所で雑音でカックンカックンと音が聞こえたり異常運動を繰り返したりしますとまた、習慣性になる人もいます。関節円板の厚さにも年をとってくると咬み合わせにも変化が起こりうすくなったり、色々と変位も考えられますので専門医に診ていただくとよいでしょう。穴があくと痛みはつづきますよ。

歯は言うまでもありませんが食事の際、特に奥歯はすりあわせたりするため、顎関節は大活躍をします。鏡の前で今一度ゆっくり口を開けチェックを自身でしてほしいですね。