歯のはなし 2008月6月号
<よく噛んで唾液をだそう!>

 6月のカレンダーをめくって気がつくのは虫歯予防週間です。昔と違い最近は、テレビ、ラジオ、雑誌などの影響で、いわゆる虫歯がかなり減ったように思います。
 国民の歯に対する関心がかなり向上されているように思いました。昔の治療より今は予防に重点がおかれてきています。
 虫歯は、細菌がつくる酸が歯の表面のエナメル質のミネラルを溶かして出来ることは、皆さんご承知のようです。ここで大切なことは、いかに唾液を出して口の中の環境をきれいにすることにかかっています。
 この唾液には色々な働きがあることもよくわかっていますね。もちろん浄化作用も唾液の働きの一つですが、この唾液がミネラルを戻す働きをして虫歯の始まりである脱灰を抑制し、歯のエナメル質を再石灰化して進行をストップするのです。唾液の量が少なくなりますと、唾液の持つ浄化作用も衰えて、歯垢や舌苔の元となる細菌も出来やすくなります。
 まず、良い歯でよく噛むことは、脳を刺激します。また、軟らかな食事だけではなく、繊維性の食品をゆっくり噛むほど唾液が出ますから、胃腸にも負担をかけなくてもすみます。特に、奥歯で細かくすりつぶしてから、飲み込みますと顔の周りの筋肉にも良い影響を及ぼすことにもなるでしょうね。
 小さい頃から噛み合わせが悪いと次第に骨格のゆがみを引き起こしたりするので、今一度鏡の前でギュッと噛んでみようではありませんか!
 様々な生活習慣病は歯が大きく関係しているのです!