歯のはなし 2007月12月号

口腔内への逆流>

先日も「朝、口の中が少し酸っぱく胃臭を感じる」と訴える患者さんがいました。

 口腔内をチェックしても、歯や歯肉、舌などもほぼ正常でした。これは、胃から酸が逆流して食道を通って口の中へ液がにじんできたようでした。皆さんにはこういった経験がありますでしょうか?

 原因は、枕が低すぎたり、布団の中で体位があまりにも屈曲した寝姿ですと、体の重みで腹部を圧迫したり、前日の飲酒が多かったり、食事の不摂生をした時、特に、器質性では、例えば、胃潰瘍、胃癌、腸内異常に発酵して消化不良症などです。機能性では、例えば胃下垂です。ほかにも、薬の副作用の可能性など原因は、色々と考えられます。

 予防は、原因をとり除かなければなりません。この状態が1週間以上も続くようでしたら、かかりつけの消化器系の内科などで医師の診断を早期に受けられる事をおすすめします。

 若いうちから、日常生活で健康管理に気をつけている人は、老いてもそれらの正しい習慣からみても健康でいられることでしょう。

 今年も早いものでもう1年が終わろうとしています。この1年は、交通トラブル、火事になりそうになったり・・・と、色々あった1年でしたが、皆さんはどんな1年でしたか?

 来年も毎日のブラッシングを忘れず、口腔内、心身共に健康な年でありますように・・・。

 特に、口の中(口腔内)を清潔にせずに、不衛生な状態が続きますと、舌苔と呼ばれるこけのように細菌がこびりつくこともありますから、歯磨きをきちんとしてほしいものです。歯磨きも朝1回だけ、朝・夕2回と人により回数も違いますが、13回毎食後のブラッシングが理想的です・・・念のため。