歯のはなし 2007年10月号
<唾液を出しましょう〜パート2〜>

具体的には、耳下腺乳頭は、上顎の第2大臼歯に向かい合った頬粘膜に2〜3mmの大きさで、ぷくっと少しふくれた乳頭がありますので簡単に手鏡で見つけられると思います。耳下腺は顎の関節に近い耳の前の頬のすぐ下にありますので触れることが出来ます。

 顎下腺や舌下腺は口の中の舌下小丘や舌下ヒダから唾液が出ます。

 舌を上顎につけると真中に細長いヒモ(舌小帯)が舌の裏をひっぱっているのが見えますね。その少し盛り上がっている所が舌小丘で顎下腺の管が開いています。顎下腺は下顎のアーチの内側で皮膚の上から触れることが出来ます。舌下腺は舌の下の粘膜にあるため、口腔から粘膜を隔てて触れることが出来ます。

 薬に頼らず唾液腺のマッサージの方法としては、耳の前の頬や下顎の内側を親指でグーッと押してマッサージをしたり、更には、舌を出来るだけ前後、左右、上下に動かすことをすると良いと思われます。

 さあ、鏡の前でしっかり口を動かす口腔体操を始めようではありませんか!

 唾液は、食べたり飲んだりする上で不可欠なばかりではなく、口腔内の粘膜を保護する上からも極めて大切な役割を持っています。唾液の分泌量が少ない人は特に義歯の維持安定を不良にして痛みや傷をつけ腫瘍をつくったりします。

 特に、耳下腺や顎下腺からは、パロチンという唾液腺ホルモンが分泌されます。パロチンは、象牙質の石灰化促進作用や骨の形成に役立っています。その他にも唾液には、殺菌作用をもつ物質があります。つばをぺーぺーと吐かないようにしましょう。

 尚、ホームページのトピックスに、2000年9月号に「唾液」について、2003年5月号には「口の中が乾燥して困る」を記載してあります。参考までに。