歯のはなし 2007年8月号

<ショック4〜○○の始まりか?〜>

バタ、バタ、バタ、と部屋まで小走りで走ってきて「あれ、何を探していたのだっけ?」と、ふと立ち止まる事がよくあります。数秒後に、ああ、そうだ、○○を探していたのだと気がつきホッとします。

 最近は、若い頃と違い、脳細胞の働きが衰えてきた気がします。少し心配になります。誰でもある程度の年齢になると多少の物忘れが出てきますが。今まで忘れる事はほとんどなかったはずなのに・・・。しかし、急に忘れっぽくなったり、身近な人の名前を忘れていることはないので今のところは安心です。患者さんの名前と顔はしっかり覚えるトレーニングも始めました。

 人間は覚える才能もありますが、一方で「忘れる」ということでストレス、不愉快な気持ちを軽減させる場合もあります。人間は年をとったから必ず脳年齢が衰えるということではなく、今では「人間の脳細胞は年齢と共に減少して再生しない」と信じられてきた説も脳細胞に必要な養分を与えることで脳も若返ると確認されたそうです。

 週末に、苫小牧から小学2年生の孫が遊びに来て、宿題をして、翌日帰ったのですが、なんとテーブルの上にその宿題のノートを忘れているではありませんか。

 きっと、子供は、興味があるほうへすぐに行動を移すため、その前にしていた事を忘れるのでしょう。結局、ノートは妻が速達で苫小牧に送りました。これなどは、年のせいではない物忘れ?

 日常生活で必要なことは、壁にメモを貼り付けたり、カレンダーに予定を書いたり、車のキー、メガネ、携帯etc…などよく使うものはおく場所を決めるようにしています。(防災の備えの意味からも)

 老化は脳細胞だけでなく、あらゆる臓器に起こるでしょうが、普段から生命維持に必要な栄養・運動・ストレス解消などに注意するようにしていると予防も出来ることでしょう。人間はマイナスに関する感性が強いでしょうが、いつも、何事もプラス思考でいきたいものですね。