歯のはなし 2007年4月号
<歯の痛み> 
 
 歯の痛みは歯髄が問題になります。歯の構造上、エナメル質が一番外側で象牙質をおおっています。この身体の中で骨より硬いエナメル質に穴が開くと象牙細管を通って刺激が一気に進行して歯髄に達するため歯が痛くなります。

 患者さんは、う蝕がここまで進行したことがわからない場合が多いようです。

 歯の一部が歯科医院ですでに治療されても歯が痛いことがあります。これは、そこのつめてあったり、かぶせてある所をはずしてみると、すでにセメントが溶けて、その隙間から細菌感染しています。

 この場合は、それらを外して再び治療をしなければならないでしょう。

う蝕の原因のひとつは、細菌がつくる酸によって引き起こされることはご承知のことと思います。少しでも象牙質が露出しますと、そこが脱灰されて軟らかく崩壊していきます。この象牙質が再石灰化が起こると良いのですが、再石灰化が起こりにくいため、象牙質う蝕が早く進行して悪さをするのです。治療にも色々とあります。

(かなり小さいう蝕の場合)
う蝕の部分をとって、歯と同じような色のプラスチックで調整するため一回の回数ですみます。

(象牙質まで進行した場合)

X線でよく大きさなどを確認します。甘いもの、冷たいもの、熱いものがしみないように処置してから、直接プラスチックをつめたり、又は、型をとってそこを合金で接着性セメントを使ってもとの形に修復します。

(物を咬んだだけで痛くなったり、夜間にズキズキ痛んだ場合)
 歯髄炎を起こした場合、一般に「神経をとる」といわれる治療をします。治療回数は長くかかる場合もあります。

 自分の歯は、自分で守らなければなりません。