歯のはなし 2007年3月号
<歯の話(歯ブラシ)>



 歯ブラシは手指の感覚で毎食後行うため、つい今日は疲れたため行わない、という日もあることでしょう。毎日毎日、同じことの繰り返しは逆にいうと極めて大変なため、粘り強い忍耐が必要とされます。今やどのスーパーにも色々な歯ブラシが市販されています。

歯ブラシの選び方にも工夫が必要です。小回りのきく歯ブラシが良いと思います。最も多く利用されている歯ブラシは単純で小さい歯ブラシですが、なかには、植毛の方向が一様ではなく角度が様々なものも目にすることがあります。

一般的には柄は持ちやすくまっすぐしたもの、ナイロン毛で毛先が丸く加工されていて、毛の硬さはやや軟らかく弾性のあるものが良いでしょう。

 また、毛先が長めと短めと組み合わされている歯ブラシもあります。いずれにしても、歯ブラシの「つま先」「脇」「かかと」を巧みに丁寧に色々と角度を変えて、歯垢を除去することが大切です。

特に、う蝕になりやすい歯と歯肉の境目や歯と歯の間とかブリッジを入れている方はその下面の清掃をする事が大切となります。歯の形は複雑ですから、丁寧に磨かなければ汚れはとれません。

患者さんに普段使用している歯ブラシを持ってきていただき、染色液を使ってみがき残しなどがないかチェックをしますと、皆さんに共通して「過剰な力の入れすぎの人」「角度をつけずにただ一方向に磨く人」「ブラッシングのストロークが大きい人」「歯と歯の間の清掃が苦手な人」「舌に表面を磨いたことのない人」が多いようです。

現在の電動歯ブラシは、昔と違い、手用歯ブラシ以上に動きも様々で、正しい使い方次第ではかなり汚れがとれる事もあります。