歯のはなし 2007年2月号
<我慢出来ない!>

先日、ある会合の帰り路のこと、急に尿意をもよおしました。自宅まであと300m位だったのですが、まさか立ちションは出来ないしそんな場所もありません。早く歩くと何か粗相しそうな感じがする…と考えながら、まさか、ズボンのポケットに手をいれて、ギュッとにぎりしめながら歩くことも出来ず、深刻この上なく神妙な顔をして近くの店に入り、ようやく事なきを得ました。

急に外の寒い空気にふれたためでしょうか。確かに足腰が冷えるとトイレが近くなるようですが、若い時は、体も思い通りに動くためトイレも我慢出来ていたのですが…。「あぁ、老いが始まってしまったのだろうか。」と考えていしまいました。

一般に、尿が膀胱にたまると内圧が上がって刺激が脊髄から大脳皮質に達して尿意を起こさせますが、普段は排尿調節が出来るはずですのに…。

一週間ほど前のことです。急に玄関に若い高校生が入ってきて「すみません。トイレを借して下さい!」と大声で叫んでいるではありませんか。すぐに「ハイ、どうぞ。入って左側にありますよ」と云ったその後、約7〜8人の男女高校生が次から次へと入ってきました。

その日は猛吹雪で、富良野から札幌までの帰り道、バスの運転手がトイレを探しながらもなかなか見つけられず、急遽うちの診療所へトイレを借りにきたという事でした。この日は、千歳から飛行機も飛ばず「これからホテルに戻ってもう一泊するのです。」と引率の先生が最後に話していきましたが、多くの患者が出入りするから、診療所のトイレは考えものです。

このように、生理現象は、若い人でも突然やってくる現象なのですね。振り返ってみると子供の頃、わんぱく仲間数人で並んでどこまで遠くへおしっこを飛ばせるか競争したり、雪の上におしっこで文字や絵を描いたりして遊んでいたものです。多の男の人は経験済みのことと聞きますがそれも男性の特権だったのでしょうか!