歯のはなし 2004年12月号
いよいよ受験シーズンが始まります。今月は、歯科衛生士について当院の上原さんに書いていただきました。

歯科衛生士について                                歯科衛生士 上原 麻由

歯科衛生士の仕事は大きく分けて「歯科予防処置」「歯科保健指導」「歯科診療補助」の3つの仕事があります。細かい仕事内容は、各歯科医院の歯科医師の指示内容に異なってきますが、共通する点は思考や史跡を除去する「スケーリング」や口腔内のケアなど患者さんの口の中の健康を守るプロフェッショナルとして、正しく適切な指導を行っています。予防処置を重視する医療に変わってきている現在、歯科衛生士のニーズは高まってきているようです。
歯科衛生士の資格を取得するためには、厚生労働大臣指定の養成所や衛生士学校で教育を受け、国家試験に合格しなければなりません。(養成所や学校は高等学校卒業、または、卒業見込みのある人が出願できます。)
授業では解剖学や病理学、口腔衛生学、薬理学、小児歯科学など他にも多くのことを学びます。今は私が卒業した宮城県仙台市にある歯科衛生士の学校は138校ある養成機関の中で、3年制を平成13年4月1日に全国に先駆けて導入し、またホームペルパー2級の資格を在学中に取得することができます。(人口の急速な高齢化のため、在宅訪問歯科診療の必要性も考えていかなくてはならないのでしょうか。) 札幌にある複数の学校も、平成22年3月31日までに3年制へと変わります。
私が在学していた当時は2年制でした。その2年間で学科、実技を学びます。実習では実際に歯科医院や大学病院などへ行き、学校では学べない多くのことを学ぶことができました。授業は朝9時から夕方5時までありました。歯科医師を目指している人が6年間で学ぶことを、たった2年で(歯科医師とは違い、治療行為は行いませんがあくまでも歯科診療の補助のため色々学びます。)学ばなければいけませんでした。しかも、2年生になるとほとんどが歯科医院などでの実習になるため、毎日が本当に大変でした。ですが、苦労して歯科衛生士の免許を得た時分「国家資格」という立派なライセンスがあるおかげで、結婚した後も就職難と行く言葉には無縁ですし、免許を取得して10年経った現在でも、本当に良かったと思っています。