歯のはなし 2004年10月号
ホワイトニング  〜 歯の漂白(パ−ト1) 〜  

 永久歯のエナメル質の色は やや淡黄色がかってみえます。それは象牙質の色を反映しているためです。
 日本人の美意識として昔は、顔を美的に引き立たせたりするために、主に前歯を黒く染めたり(おはぐろと呼ばれた)していました。また、だて歯といって歯の周りを額縁のように金で被せたり、小粒のダイヤモンドなどの宝石を歯に はめ込んだりしていた時代もありました。
 現在の歯科学はホワイトニングと呼ばれる歯の生活歯の漂白方法が1997年に医療用として承認され、いろいろと工夫されてきました。 特に歯の色については、人知れず悩んでいる人がかなり多くなっています。今回は歯の漂白方法を四つに分けて簡単にご説明いたします。
 A. 歯科医師が漂白する方法(オフィスホワイトニング)
 B. 歯科医師の指示により、家庭で患者さんが自分で漂白する方法(ホ-ムホワイトニング)
 C. AとBの併用法
 D. 薬局で商品を買って、患者さんが独自に漂白を行う家庭漂白法などがあります。
 当院ではA.オフイスホワイトニング B.ホームホワイトニングを中心に歯の漂白を行っています。(A,B は保険がきかなく、一般料金となります)
A オフィスホワイトニングは通院回数は1週間に1回、計3回程度の来院が必要です。1回の処置時間は1時間くらいです。変色した歯のエナメル質表面に35%過酸化水素水と触媒をまぜた漂白剤を塗りハロゲンランプ光を照射すると化学反応が進行して、過酸化水素より発生した酸素が作用し、色素を分解して表面を白くします。これは高濃度のため短時間で漂白されます。
つづく