歯のはなし 2004年7月号
<生活を豊かに 7月号>

よく噛むことが食べ物の消化を良くして、脳を活性化することは既にご承知のことと思います。
若いうちから、食べ物は何でも摂取し、特にバリバリ、コリコリと硬いせんべい、たくわんなども抵抗なく食べる習慣を持っている人は、年をとっても健康を維持できます。反対に、食べ物の好き嫌いの激しい人は、年齢の増加とともに、摂取する食べる量も減少しがちになり、更に免疫機能を助けるからだの抵抗力が落ちてくるようです。
現在義歯を入れている人は、歯があった状態のときと比べて、かなり咀瞬力が落ちてきたなあと感じていらっしゃるのではないでしょうか!!今からでも遅くありません。おいしく食べて元気になるために、一口、口の中に食べ物を入れたら最低でも30回はしっかりと両側の歯で噛んで、小さな粒子にしてから、飲み込んで欲しいものですね。ただ、肉を食べる時には、肉の表面に歯型だけをつけて小さくしないで早く飲み込んでしまうようでは、胃腸に負担がかかるだけでなく、口元の筋肉の緊張がなくなり、シワが出やすくなることは勿論のこと、顎より顔全体の表情筋が老人性顔ぼうになってきます。
このように若いときから食べ物を確実に噛むと言う習慣は、全身の血液が良くなってきて細胞が元気になり、その人の一生の健康状態を支配します。
生きるための第一条件では、いろいろなものをバランスよく時間がかかってもしっかりと噛んで食べることが大切です。そして食べる量が減ると、全体の栄養のカロリーも低下し、血液中のタンパク量が通常に比べて、半分以下になりやすいという報告もあります。病院で背骨の湾曲など、入退院を繰り返している人はこの点を特に注意していただきたいです。
最近「BS」のテレビ番組で大リーグの中継などを見ていると運動機能を良くするためか、リラックスさせるためか、・・・「チューインガム」を噛んでいる姿がスクリーン上に現れてきます。噛むことは自分の使わない能力が退化していくのを防ぐためにも色々な意味がありそうです。