歯のはなし 2003年3月号
<私の歯科助手日記 part2 -------魔法の杖>

 最近は、患者さんと話をするゆとりができ、受付や治療の合間に楽しくおしゃべりをするようになりました。患者さんから聞く話は興味深く、つい話し込んでしまいます。話題の中心となるのは、歯のことです。「虫歯にならない為にはどうしたらいいの?」「歯茎から血が出るんだけど、歯周病かなぁ?」など、歯に関心を持った患者さんが多いようです。やはり日ごろから心がけて予防することですね。中でも歯磨きは、とても大切な予防の一つです。当院では、治療のなかで患者さんに普段お使いの歯ブラシを持参してもらい、歯垢の染め出し液を使って、歯磨きの指導を取り入れています。いかに歯垢を取り除き口の中の環境をきれいにするのか。特に、歯ブラシが歯や歯肉に正しく当たっていなければ、意味がないのです。歯の表面、間、裏側を一本一本丁寧に磨き、歯茎や下にも軽く当てることが大切です。これは、歯肉炎や歯周病の予防になるばかりでなく、不快な口臭も防ぐことが出来るからです。「忙しくてね、こんなに磨く時間ないよ・・・。」皆さん
そうおっしゃいます。ですが、歯ブラシ一本でこれだけの予防が出来るのですから、魔法の杖のようです。毎日の生活に少しだけでも歯を磨く時間を是非作って欲しいと願います。
 私も歯科医院で働く以前は、簡単に磨くだけで、歯に対してそれ程の意識はしていませんでした。働いてからは、朝、夜はもちろん昼食後も時間を充分とり丁寧に磨くようになりました。やってみると、自然と習慣づくものですよ。
 外は次第に暖かくなってきましたが、まだまだ寒い日もあり、体調を崩しやすいですね。風邪の予防はしていても、虫歯の予防は後回しにしてしまいがちです。体調を整えるためには、食事が大切です。食事を美味しく頂くには歯がしっかりしていないと食べ物を噛めませんから、歯は大切な体の一部なのです。誰だって痛い思いはしたくありませんよね。その為にも口の中は、常に清潔に保ち、虫歯にならないよう私たちと一緒に予防していきましょう。