歯のはなし 2003年1月号
<私の趣味(一度味わうとぬけない)>
 
1980年(昭和55年)に電話級のアマチュア無線技士の資格を取り、無線を通じて世界中のハム仲間とお互いに交信して、その証明として取り交わす交信証「QSLカード」を交換しながら夢を拡げてきました。
アンテナが高ければ高いほど交信する時は有利ですが、数年前に隣に高層のマンションが建ち、思うように電波が飛ばず悲観状態でした。
現在でも、札幌歯科医師会アマチュア無線クラブの仲間とは地震,災害に何か貢献できたならなあと情報交換をして親睦を深めています。
昨年の10月頃より、友人に船釣りを誘われ、約1年が過ぎました。
週末になると道新の週刊「釣り新聞」の釣り情報を手元に置き、ウィ−クエンドの夕方のNHKテレビの釣りの天気予報が一番気になります。
最近は釣りをしているせいか、又は歳のせいか、太陽より早く目が覚め愛犬、ロッキ−と近所を散歩しています。
歳を取ると時間は早く過ぎますが、体のリズムはすこぶる好調です。楽しみは患者さんから釣りのアドバイスを参考にして、再び道具や仕掛けを万全に準備、点検することです。
釣り人への注意ですが、仕掛けを作る際、ハサミを使用しないで前歯で糸を固定したりすると、歯肉を傷めたり、そこに負担がかかり歯が欠けたりしやすいため、ぜひハサミを使用して欲しいものです。
時々ス−パ−やデパ−トに立ち寄ったときには、魚の値段が気になります。覗いてみると「何と高い」と内心「ニッコリ」しますが、やはり自分で釣った魚の新鮮さは良いですね。
昨年の8月下旬、サケ釣りを大津沖や白糠沖に行き、釣ったサケの歯を観察してみると、エナメル質はキリのように尖った歯の先にごくわずかあるだけで、殆どが象牙質でした。サケの歯は、少し内側に向いているのは餌を取り逃がさないためでしょう。釣ったサケの胃袋の中身を調べてみると、餌の秋刀魚が傷もなく噛まれてないで、丸呑みされているのには驚きました。また、歯は骨とくっついて(骨性癒着)一生の間にたびたび生え変わるのです。。
人間のエナメル質は老化すると咬もうして磨り減っていますが、サケの歯は虫歯もなくきれいになっているのは絶えず海水に影響されるからでしょうか、
非常に不思議な感じがします。
 人間の歯も魚の歯に負けないよう、きれいにしたいものですね。