歯のはなし 2002年12月号
TV放送について(パ−ト3)

<義歯の洗浄>
 
義歯は合成樹脂(レンジ)できており,その表面は非常に小さな穴が開いていますので、長期間使用しますと、吸水性のため汚れて不快な臭いが付くことがあります。
 市販されている洗浄剤による科学的洗浄は、酵素入りの錠剤(洗浄剤)を水に入れた容器に入れておくと、発泡して義歯についている食べかすなどを浮かせます。その後に義歯用ブラシで、バネのまわりや内面の汚れを隅々まで取ると良いでしょう。
 はずさないで入れっぱなしにしておくと、粘膜がただれたり、潰瘍ができたりして炎症が起こります。柔らかい歯ブラシで粘膜の表面を軽くこすると、粘膜が硬く張り詰められ丈夫になるので、是非手入れをしてください。

<義歯を安定させるため>

 義歯と粘膜との間は、顎の骨がやせてくると隙間ができてくるため、すぐはずれて噛み合わせが悪く不便になります。市販されている製品は一時的な効果はありますが、長期間では?
歯科医院では義歯の内面に合成樹脂で裏打ちして微調整しますので、その場しのぎで我慢しないでお気軽にお尋ねください。

<電動歯ブラシ>

 まず、心臓にぺ―スメ−カ−を埋め込んでいる方はご使用になれないもの(例.ウルティマ超音波のブラシ)もあるので、購入時に良く注意書きを読んで下さい。
 今の電動歯ブラシは、速度のコントロ―ルやブラシヘッドに植毛された毛束の大きさに、まだまだ工夫が欲しいところです。電動歯ブラシも手用歯ブラシと同じで、毛先の部分が開いてきたら新しい物と交換しないと、歯肉や口腔粘膜を傷つけて炎症を起こしてしまいますから気を付けて下さい。
また、振動が強すぎると正しく歯ブラシが当たっているかどうか分かりにくいでしょう。やはり、手用歯ブラシで一本一本丁寧に磨いたほうが、時間は掛かりますが歯垢は効果的に取れるでしょう。