歯のはなし 2002年5月号
<妊娠時の歯の治療>

妊娠中は精神的にも感情的にも情緒不安定になるため気をつけましょう。基本的には治療を行って悪い時期はありませんが、時に妊娠の初期3ヶ月と後期(出産前)3ヶ月は抜歯を延期できるものは延期したほうが良いでしょう。初診の時には現在何週間かその経過や流産したことがあるか、薬などのアレルギー体質かどうかは治療を受ける前に必ずドクターに話すことが必要です。
特に妊娠中、薬を長時間飲むと胎児に悪影響を及ぼす恐れがあります。
<初期の3ヶ月位の場合>
胎児のいろいろな器官の形成期のため薬(麻酔薬を含む)は避けて簡単な応急処置で済ませたほうが良いでしょう。
受精から10日位で着床するため、またつわりがあるため、抜歯などつい力の入る治療は流産の恐れもあるため注意しましょう。
<4ヶ月〜7ヶ月の間>
この時期は、比較的生理的にも安定しているので適度の処置は良いでしょう。
<出産の3ヶ月、7ヶ月〜9ヶ月の間>
お腹がかなり大きくなるため、治療時の仰向けは腹部の血管を圧迫する恐れがあるので長時間の治療は避けて欲しいです。緊張によりちょっとした刺激は早産の危険がありますから十分注意しましょう。妊娠前に治療されていると良いので、定期的に治療をされることをお勧めします。