歯のはなし 2002年3月号

金と人間のロマン

 金は昔世界各地において、ゴ−ルドラッシュとして、ほとんどが地表や川底に沈んでいる砂金を生み出したもとの石英鉱脈中の金塊を捜し求めてやってきました。

 我が国でも佐渡の鉱山で約260年間(1600年頃の慶長年間から1860年頃の幕末)も金が約41トンも産出された報告もあります。その時には囚人を死ぬまで使わねばならなかったので「佐渡の金山この世の地獄」と唱に歌われるくらいであった記録もあります。ひとたび採掘が終わると後が続かないので、ゴ−ストタウンとして寂しくなることでしょう。

 今でも一山あてようと国内で金の探索をしている人がいることを、TV で報道されたのを見たことがあります。成功を祈りたいものです。

私も6年前にソブリン.ヒル(オ−ストラリア.ビクトリア州)の鉱山の町へ行き、当時の砂金採取のツア-―に参加したことがあります。坑道の壁には大きな塊状となった自然金が光を放っているのではありませんか。思わず目や口がぱっくり開き、手でそれに触れて感触を味わいました。

 今は誰でも自由に純金を「地金業者」から買うことが出来ますが注意していただきたいと思います。純金の品位は「99.99%」の純度で「four nine」と言って9の数字の桁数の「999.9」と刻印が入っています。今金を買えば絶対値上がりして儲かりますよと悪質業者の巧みな話術の電話がありますが、いかにも公認の金取引所であるように説明しますが、紙くずにならないようにご用心をしていただきたいと思います。

21世紀の最先端技術として、コンピュタ−、人工衛星、歯科医療、工業界へと我々の日常生活にも金は役立っています。