歯のはなし 2001年8月号

<ある患者さんからの御手紙>

老後の快適な生活に必要なものとしてよくあげられるものに3Kがあります。「健康」と「お金」と「心=生甲斐」の3つです。そのことに全く異論はないのですが、私の経験上もう1つを付け加えたいと思います。
それは何かと申しますと、「1つのH」です。Hとは歯のことです。歯の調子が悪いと、一日中気分が晴れませんし、胃の具合まで悪くなります。「良い歯医者」の条件は何か。

@ 容易に歯を抜かない。抜く時にはその理由をきちんと説明してくれること。
A 歯と歯茎の磨き方を指導してくれること。
一番良いのは、自分が普段使っている歯ブラシを持参させて、実際に磨かせる。その上で不十分な点を指摘してもらう。要は歯垢の取り方と歯茎の鍛え方を、実際に指導してくれるのがベストです。
B 歯の噛み合わせを大切にすること。
噛み合わせを調整したら、長年の肩凝りが治ったと言う話しは良く聞きます。神経の無い歯が浮く場合は噛み合わせが合わないので、何処かに過重の負担がかかっている場合があるそうです。
C 医者と同じように診断をしてくれること。
「あなたの歯は現在、ここが悪いので治療が必要です。それを治すにはどれくらいの時間と費用がかかります。」「今日の治療は○○です。」という風に説明してくれる歯医者さんは、良い歯医者さんです。
D 最後は歯医者さんの人柄です。人柄が良ければ親身になって相談事に耳を傾けてくれます。人柄の良い歯医者さんは向上心に富みきちんとした器量と腕前が備わっていると思うのです。
ともあれ、もし私が人生をやり直すことが出来るならば、「歯磨き」を子供の時から始めたいと思っているこの頃です。老若男女を問わず、快適な暮らしには、「3Kプラス1H」をお勧めします。