歯のはなし 2001年6月号
<入歯人生>
いくつになっても歯を抜かれるのは嫌なものだろうと思います。 歯が一本なくてもまた、歯周病だからといって、一気に4〜5本の歯を抜かれた人もいることでしょう。
心理的にも顔立ちの面でも老けてくる不安感や会話時の発音、食事の際などと、不安が無いといえば嘘になることでしょう。

入歯で難しいものの一つには、「上下のすれ違いの咬み合わせの場合です。」口の中で残された歯が5本くらいになってくると元の高さよりグーっと咬見合わせが低くなってきますので、再現するのに慎重に治療しなければなりません。
「急に来月は数週間海外旅行へ行くので、数日間でしっかり噛める丈夫な入歯を作って下さい。」と訴える患者さんがよくいます。義歯を作る際には、ステップがあるため、途中を省略する訳にはいかず患者さんも早く早くとあせって色々とストレスが溜まることもあることでしょう。
幸せな「入歯人生」を送る場合にも定期的なチェックをどうかかかりつけの歯科医院でこまめに通院して欲しいものです。
よく噛めるということは、全身状態も良好となり、老化を促進しないことでしょう。入歯を入れっぱなしの人は内面がよごれるばかりでなく基本的には入歯は夜ははずして容器に水を入れて保管をしていただきたいものです。どうしても入歯を外すと人に顔を見られるのが嫌だとか、顎が痛く徳仁ははめて寝ていただく場合もあります。朝は歯ブラシで口の中はもちろんのこと入歯もブラシで細菌を落とすため磨いて清潔にしてから口の中に入れて欲しいものです。
また、入れ歯は合成樹脂の為煮沸したりすると変形しますのでご注意を。