歯のはなし 2001年3月号
<歯ぎしり(ブラキシズム)>

昨夜「歯ぎしり」の音でうるさかったよ。 と人に言われて初めて気になりだす1つに「歯ぎしり」があります。
「歯ぎしり」とは、一般に過度の力で上下の歯が何回もこすり合い、歯の表面が次第に減ってくるものです。歯の表面のエナメル質がこれにより擦り減ってくると、象牙質が露出して、しみたり、痛くなるため注意が必要です。
しかし原因を特定するのは非常に難しいものです。子供の場合もまれにありますが、これはストレスを発散させているので病的ではないといわれています。しかし、大人の場合は「歯ぎしり」により噛む時のバランスが崩れ、ストレス、怒り、欲求不満などを生じ周りの筋肉、顎の関節などに異常が起こし下顎の位置がずれて痛くなることもがあります。 また、歯がぐらつくような歯周病の引き金の原因ともなります。
人それぞれの解消方法はいろいろあるでしょうが、まず、自分でイライラを持ち込まないようにしかも、日中歯をくいしばらないように気をつけましょう。
「歯ぎしり」対策として、不正な噛み合わせをよく調合した後、ナイトガ−ド(顎の関節を保護して、機能の回復を図るためのもので、保険適用です)を寝ている時にはめるという治療方法もあります。これは透明なプラスチックで出来ており、噛み合わせの面全体にはめているもので、人によっては、日中仕事をしながら口の中に入れていることも可能です。何事も早く治療を始めた方が期間も短くすみます。
皆さん、早期治療を心がけましょう。