歯のはなし 2000年5月号
<口臭>
自分では気がつかないのに人から「息が臭いね」と言われ傷ついて来院する患者さんがいます。口臭の原因には全身的と、局所的が中心となります。
口臭は口から呼吸と共に出てくる悪臭です。全身的には次の4点が考えられます。
@呼吸疾患では、腐敗性気管支炎は魚の腐ったような臭い。副鼻腔炎の人は鼻呼吸よりも口呼吸をするため口の中が乾燥しやくなります。
A 消化器疾患では前日食べたニンニク等が異常発酵したり、胃炎、胃潰瘍等があります。
B糖尿病の人はアセトンの臭いがします。Cその他、心因性、精神面からの口臭も報告されています。(自分で思い込んでいるだけで、実際は何でもない)。
歯科では、主に口腔内の不潔で、多数歯にわたる虫歯や、不正合、歯周病等です。例えば歯の間に食べかすが挟まり、そのタンパク質が腐敗した場合、唾液の量が少なくなると、自浄作用が低下してきて、舌も汚れやすくなります(舌苔)。またインレー、冠、ブリッジの周りが適合していない場合、義歯の清掃が不十分な場合など様々です。
口臭成分は揮発性硫化物などと言われています。

口臭の治療は原因を除去することは無論ですが、家庭で出来ることは、歯ブラシでまず口の中の清掃、特に舌の中の中央部は汚れやすいため、歯ブラシで軽くこする習慣、洗口液または、ウォーターピックで細い強い水流ジェットで口の中を洗い流すとし歯肉もぐっと引き締まって爽快な気分になることでしょう。

ぜひ、一度かかりつけの歯科医院や病院でチェックわれるとよいでしょう。