佐藤家の国際交流

札幌市の民泊受入家庭制度に登録し、姉妹都市であるアメリカのポートランド・オレゴン州出身の団員一名を我が家で預かりました。彼は身長が高く、用意していた布団では、足がはみ出していたことを思い出します。父は英会話が可能でしたが、母は日本語のみにもかかわらず、いつも笑顔でニコニコとボディーランゲージを交えながら接していました。当時、私は辞書を小脇に抱えて額に汗をかきながら、筆談を交えつつも夜遅くまで、楽しい異文化コミュニケーションをとっていました。

その後、中学生だった長女と長男には、ラボ国際交流プログラム主催のポートランド・オレゴン州に夏休み短期間ホームステイ体験をさせました。同年代のホストがいる家庭とはいえ、楽しいことだけでなく、辛いことや嫌なこともあったことでしょう。

以来、北星学園国際交流センターを通じて大学生を、国際ロータリークラブ青少年交換事では高校生の留学生たちを数十名、数ヶ月間預かりました。初めの頃は生活習慣の違いもあって思いがけない大小様々なハプニングが起きましたが、特別扱いもせずに、お互いに国際理解を深め、今でも日本に対して愛着を持ってくれています。その際には、雪祭りやスキーなどに積極的に連れて行き、ホストファミリーとして2~3泊ほど受け入れていました。

それらがきっかけとなり、オースラリアのメルボルンへは長女が、ケンプシィーには長男が国際親善奨学生として現地の高校に1年間通い、ホームステイ体験しました。それから、長女と次女はアメリカの大学を卒業しました。しかも、次女はアメリカ人の夫と結婚し、2年前から家族5人でアメリカ・サンディアゴに移住しています。時々、LINE やSkypeなどで元気に暮らしている近況報告をもらっています。

妻はカリフォルニア州元大統領ジミー・カーター氏が提唱した、“世界中に友達を作る非営利法人国際交流団体(FF)”に入会して、18年経ちます。毎年海外へホームステイに行くとともに、退職して第二の人生を満喫している諸外国人が、我が家にもホームステイに訪れます。「今度はどこの国の外国人が来る予定ですが?」と、佐藤家の内情を知っている患者さんによく聞かれます(笑)。

これらの基盤を作ってくれたのは優しい両親です。我々に外国や英会話に親しみと楽しさを教えてくれたことに感謝しつつ、仏壇に手を合わせる毎日です。