お盆に考える

今年のお盆は全国的に例年以上の猛暑が続き、涼しいはずの北海道・札幌でさえ連日30℃超えの暑さに参りました。お盆時期にもかかわらず、体温よりも気温の方が上回るという異常気象です。また、高知県四万十市では8月12日(月)に国内観測史上最高気温の41.0℃が記録され、4日連続40℃代という暑さ日本1位に輝いたことは皆さんの記憶にも新しいと思います。連日、日射病や熱中症で病院に運ばれるニュースが例年よりも数多く報道され、重症の場合では死者までが出ると、いう今まででは考えられないことだらけの今年のお盆です。

お盆時期は殺生を行ってはいけない、水場に近づかないなど言い伝えも多いです。確かに、お盆時期になると水温も高くなるので魚の取れ高も変るでしょうし、海の満ち引きの影響で、水難事故が多いです。漁師たちも休みたいのはもちろん、帰ってくるご先祖様たちを迎える準備をしっかりすることがお盆の本質であり、大切なことです。

今は亡き父に、子どもの頃より何度も教えてもらった言葉があります。「人に迷惑をかけるな。人生の長短はわからない。いいことばかりで死んでいく人もあるが、また不幸続きで一生を終える人もあるでしょう」父は75歳でこの世を去りましたが、最期までこの教えを伝えてくれました。私も人に迷惑をかけない限り、自分の好きなことをして人生を謳歌し、その中で人の役に立てれば言うことなしだなぁ、と考えます。こういった普段考えないようなことを考えるようになったのは年のせいかなぁ、とも思ったりします。

私が社交クラブたるRC(ロータリークラブ)に入会したのは父の影響でした。私は凝り性なので、入会したからには「勉強して吸収してやるぞ!」という意気込みで、あっという間に33年経ちました。子ども達が留学できたのもRCのおかげですし、英語というこれからも楽しめる趣味に触れ合えたきっかけも同様だと思うと感慨深いものがあります。また、RCは異業種の人々の集団で、各々考え方や立場の違う人が集まり、互いに情報の交流をし、自己研鑽に勤しみます。そして、RCで吸収した知識を家族・職場、更には自分の人生に繋げる貴重な経験の場です。私に限ったことではなく、人間関係や集団生活において、“自分の名誉を保持し続けることに躍起になる人”や“平気で嘘を吐いて掌を反す人”、“私利私欲で権力を振りかざす人”などの人の嫌な面にも接します。人との関わりは年齢とともに増え、ましては学生時代のよりも長い33年間もともにいれば気に障る人が1人や2人大抵いるでしょうし、集団なら尚更です!そのたびに父の教えを思い出し、そんな人に私はならないぞ!と、反面教師に、自分の価値観をしっかりと持ち“利己と利他との調和”に励んでいます。

私の人生の指針になった父の言葉を子どもや孫にも伝え、色んな経験や人間関係を築ける人になってくれることを望むとともに、これからも素晴らしい出会いの中から、多くのことを学び、消化・吸収することが私のこれからの目標です。