診察、そして楽しい交流(歯科助手パート6)

私が佐藤歯科に勤務してから、毎日が目まぐるしく過ぎていきます。歯科の治療はいくつかに大きく分けて考えられますが、今では私がすべきことや先生の先々の行為を考えて動けるようになりました。
患者さんや定期的に注文を頼む歯科材料関係の方、飛び込みの訪問販売など毎日色々な人と話す機会に恵まれています。私も先生も話し好きな方なので、ついつい話し込んでしまうことが多々あります。それこそ立ち話から始まり、ついには佐藤歯科名物の挽きたてコーヒー片手に時間を忘れてゆっくりと。話す内容も歯科についてから政治・経済、旅行に行った際の土産話、病気の体験談、趣味の釣りやゴルフ、日常のふとした疑問など多岐に渡ります。私の知らないことや経験したことのないお話も出てくるので、大変興味深く、視野が広がる思いで聞かせていただいています。
また、佐藤歯科が3代続き地域に根付いた歯科医院だと実感するのも会話からです。数年~数十年前の患者さんが、「大先生がいらした時に通院していた者です」「先生はまだ診療されていますか?」など、佐藤歯科のことを思い出してお電話を下さいます。私が勤務前の知らない話が出てくると、先生の幼少期をご存知の患者さんが先生の武勇伝も交えてそっと教えてくれます。そのとき、病院と患者という関係以上の親しいアットホームな距離感を感じます。
面白い話では「今日は釣りに行ってない?」「最近の釣果はいかがですか?」などと電話先でも聞かれますし、患者さんから今週の海の情報やテレビで見た道内の釣りポイントを教えくれます。ゴルフも同様で、初めは口頭説明から始まり、熱が入り出すと鏡の前でジェスチャー付きのレッスン教室になるのはいつものことです。これらも先生の人柄と良好な関係の賜物だと実感します。
私が勤務してから嬉しかったのは、私の名前を覚えてもらえたことや久しぶりに来院された際に、私の顔を覚えて微笑みかけてもらえたことです。また、佐藤歯科に勤める者として「佐藤歯科医院一筋」などとお褒め頂けると嬉しくて笑顔になります。現在、歯科医院数はコンビニエンスストアの約1.7倍まで膨れ上がり、当院の周りはもちろん患者さんの自宅の周りにも2~3軒あるのが普通です。それにも関わらず、佐藤歯科に足を運んでいただけることに感謝の気持ちで一杯です。医療従事者として患者さんの目線に立った、良心的な診療を心がけていますが、それでも「ここなら間違いない」「歯医者なのに安く済んだ」といって頂けたことも心に残っています。ともすると、歯の治療=痛いし長期間とマイナスなイメージが昔から染み付いていますが、治療が完了して笑顔で帰られる患者さんが一人でも増えてくれるようにこれからも精進していきます。

高橋記。