「歯のみがき方 実践講座」(歯科助手パート4)

6月4日からの1週間を“虫歯予防週間”と題して、歯科を筆頭に学校や、テレビなどのメディアが“歯”をテーマに取り上げますが、2012年の今年は歯科の現場にいるにも関わらず“虫歯予防週間”を耳にする機会が少なかったと思います。そんな中、暦通りには出来ませんでしたが、佐藤歯科医院でも6年(2006年)ぶりに“歯のみがき方実践講座”をマイタウンでお世話になっている、道新中田専売店さんなどのお力で開催しました。老若男女、初めてお会いする方から、知っている方も来てくださいました。予定内の1時間ちょうどに終了し、全体的に説明よりも実践を中心に行いました。ハブラシと手鏡を持参していただき、歯垢の中にいる細菌の観察や染め出しをしてから歯(舌)磨きの仕方、フロスの使い方、唾液腺のマッサージなど基本でありながら患者さん自身で出来る予防方法を中心にしました。

1000倍顕微鏡で歯垢の中の細菌を見て、細菌の気持ち悪さや歯磨きの重要性を体感して欲しかったのですが、講座に参加する方々だけあって口腔内もキレイに磨かれていたので、歯垢を探すことに時間がかかるという嬉しい誤算でした。

日頃から、市販のハブラシは毛が“ふつう”でも硬めに感じていましたが、みなさんがお使いのハブラシも硬めの物が多く、硬過ぎや、ヘッドが大き過ぎれば磨き残しが出ます。実際に歯や舌の表面を染め出してもらうと①歯と歯の間②歯と歯肉の間③舌の表面という三大箇所の他に、歯と義歯の間や歯科医院で詰めたところ、被せ物なども目立っていました。理由は時間が経つにつれて、自分の歯と人工物との間に段差が生まれ、歯垢が溜まりやすくなるからです。治療したことで安心して見落としがちなので気をつけてくださいね。

歯で充填し難いのは①歯と歯の間②噛む面の端だと私は思います。みなさんにフロスを使っていただきましたが、慣れていないために悪戦苦闘されていました。

また、唾液があれば、歯垢を多少洗い流せますし、義歯のフィット感も増します。唾液量の減少を補うべく“唾液腺のマッサージ”も実践しました。快適な生活を送るためにも、この2つはコツを掴んで継続して欲しいです。

その他に、フッ素歯の生え変わり時期の注意点。生活習慣病の1つであり、近年危険視されている酸蝕歯(さんしょくし)についても話しました。また、会場には歯が20本以上の75歳を向かえる男性もいらっしゃいました。歯を維持するには毎日の歯磨きとフロス,かかりつけの歯科医院での定期チェックとのことです。理想的な状態・ケアで、まさに患者さんの鏡で嬉しかったです!

講座を開催するに当たって、当日までドキドキして落ち着きませんでしたが、始まってみれば何とかなりました。反省・改善点などが生まれましたが、今回の経験を生かして次回の講座や日々の診療、患者さんへお返しして行きたいと思います。これからも歯科助手として頑張って行きたいと、気持ちが更に引き締まりました。

高橋記。